いぬねこにも優しいクレイセラピー

クレイ・セラピー

LuLuAngeは、人のケアだけでなく、大切な家族の一員である動物たちにも、自然のやさしさを届けたいという想いから、犬や猫へのクレイケアもご提案しています。
動物たちは、本能で良いものを選ぶ力を持っています。
合成成分や香料などに敏感な犬や猫たちでも、クレイは自然に受け入れられることが多く、実際に、皮膚トラブルや疲労、におい対策など、日常のケアとしてとても頼もしい存在です。

ある猫ちゃんとの出会いが教えてくれた”癒しのチカラ”

〜猫の「自然治癒力」にそっと寄り添うケア〜

私は以前、保護猫施設のボランティアに行っていたことがあります。
その時出会ったある猫ちゃんとのご縁が、私にとってクレイケアの大きな気づきとなりました。

その子は、猫白血病と猫エイズのWキャリアで、すでに発症していました。
外猫のお世話をされていた方が「猫生の最期の時を穏やかに過ごさせてあげたい」と、施設に連れてきてくださった子でした。

目と鼻からは大量のウミが出て、呼吸もとても苦しそう…。
病院での診断では、白血病ウイルスによって頭蓋骨の一部が溶け、顔が歪んでしまっているという状態でした。

~1番楽にしてあげたいのは「呼吸」だった~

「今この子にとって、何が一番楽になるだろう」

そう考えたとき、まず浮かんだのが“呼吸を楽にしてあげたい”という想いでした。

わたしは、モンモリロナイトのクレイと、カモミールを水蒸気蒸留しハーブウォーターを作成し、クレイウォーターを作りました。

それをコットンに含ませて、目や鼻の周りのウミを、やさしく・やさしく、拭き取るところから始めました。

さらに、学び始めたばかりだった氣エネルギーの技術で、ウイルスの氣をカットし、この子の本来持っている治癒力が働けるよう毎日ヒーリングを続けました。

拭いても拭いてもすぐに戻るウミに、心が折れそうになることもありましたが、毎日根気強くケアを続けました。

~3ヶ月後の“奇跡の変化”~

ある日ふと気がつくと、ずっと出続けていたウミが、ほとんど出なくなっていました。

毛並みもふわふわと光をまとったようになり、「あれ?こんなに美猫だったっけ?」と思うほどに…!

この出来事は、「クレイには、体に溜まった不要なものをそっと排出させてくれる力がある」ということを、私自身が深く体感した体験でもあります。

いぬねこにとっての「クレイセラピー」とは?

クレイは、鉱物が長い年月をかけて地球のエネルギーを蓄えた、天然のミネラルたっぷりの粘土
人間と同じように、犬や猫たちにも安心して使える、とてもやさしい自然療法です。

◆ 期待できる作用

・体にたまった不要なものの排出(デトックス)
・細胞レベルでのミネラル補給
・筋肉や関節の違和感の緩和
・傷や皮膚トラブルのケア
・精神的なリラックスや安定 など

日常の中でできる、犬猫のクレイケア

「特別なことはできなくても、日常の中でそっとできるケアがあったら…」

そんな方に向けて、簡単にできるクレイの使い方をご紹介します。

クレイウォーター(拭き取りケア)

クレイにハーブウォーター(または精製水)を混ぜて作る「クレイウォーター」は、犬にも猫にも使える万能ケア。

目の周り、鼻のまわり、耳の内側、肉球の間など…やさしく拭き取ることで、
皮膚を清潔に保つだけでなく、クレイの微細な粒子が老廃物を吸着してくれます。

足裏や肉球のパック

肉球は“唯一地面に触れる場所”。
散歩のあとの疲れや乾燥が気になる時に、クレイペーストを塗ってあげるととても気持ち良さそうにします。

クレイパウダーでドライシャンプー

お風呂が苦手な子や、シニアの子におすすめ!

使い方:クレイ(カオリンやグリーンイライト)を軽く被毛にふりかけ、手やブラシでなじませてから、余分なクレイをタオルやブラシで落とします。

期待できる効果:皮脂やニオイの吸着、皮膚トラブル予防、毛艶アップ。

※猫の場合は粉を直接かけるのではなく、手に取って撫でるように使うのがベター。

クレイ湿布(温湿布・冷湿布)

足腰の疲れ、関節の違和感、捻挫のケアにも。

使い方:クレイを水で練ってペースト状にし、気になる部分にガーゼ越しに塗布(温タオルで温めるのもOK)

犬向け:シニア犬や散歩量の多い子の関節ケアに。
猫向け:触らせてくれる子なら、腰やお腹まわりに優しく当てて。

お腹の張り・便秘・下痢に クレイ湿布 or クレイウォーター湿布

お腹の不調は、ペットも多いですよね。

使い方:クレイウォーターをコットンに含ませて、お腹にあてるだけ。
便秘気味の子にはあたためて、下痢ぎみの子には冷やして湿布すると◎

耳周りのケア(外耳の皮脂・汚れ・匂いケア)

犬猫ともに、耳のトラブルはよくあります。

使い方:クレイウォーターをコットンに含ませて、優しく耳の入り口をふき取る。
蒸れやすい季節・垂れ耳の子には特におすすめ!

ストレス・情緒の安定に“グラウンディング効果”

これは見えないケアですが、とても大切!

クレイは「地球のエネルギー」を持ち、不安や緊張を和らげ、落ち着きを与える作用もあると言われています。
ベッドの下にクレイの小皿を置いたり、クレイウォーターのスプレーを寝床の周辺に吹きかけるのも◎

犬と猫、それぞれに合ったクレイケアの考え方

クレイケアは「すべての動物に同じように使える」わけではありません。

その子の性格・体質・生活スタイルに合わせることが、なにより大切です。

● 犬の場合:触れやすく、パックやバスも取り入れやすい

犬はトリミングの習慣もあり、クレイパックなどの直接的なケアがしやすい子が多いです。

・クレイペーストで背中や関節のパック
・シャンプー時のクレイバス
・散歩後の足裏ケア

筋肉質で皮膚も強めの子が多いため、グリーンイライトのようなデトックス系クレイも取り入れやすいです。

● 猫の場合:静かに、やさしく、香りも穏やかに

猫は水が苦手な子が多く、全身パックやシャンプーのようなケアはストレスの原因になることもあります。

・クレイウォーターを使って目・鼻・耳をやさしく拭く
・温かいコットン湿布でお腹や背中にアプローチ
・肉球ケアにほんの少しのペーストを使う、またはクレイクリームでケア

猫には香りの少ないカオリンやホワイトクレイなど、穏やかなクレイが安心です。

その子にとって「心地よい」が何よりの効果

クレイケアの目的は、“何かを治すこと”ではなく、その子が本来持っている治癒力を、のびのびと発揮できるよう整えること。

・気持ちよさそうにうとうとし始める
・自分から寄ってきて甘えてくる
・眠りの質が深くなったように感じる

そんな小さな変化を、ゆっくり感じていくことで、クレイの本当の力に気づくことができるかもしれません。

【クレイでできるペットの口腔ケア】

歯石・歯周病・口臭ケアにやさしく寄り添う方法

◆ なぜクレイが口腔ケアに向いているの?

クレイには、吸着・抗菌・消臭といった性質があり、 炎症の緩和pHバランスの調整もしてくれるため、 歯周病の原因菌の増殖を抑えることができます。

また、微細な粒子が歯垢や汚れをやさしく除去してくれるので、日々のケアにぴったりです。

◆ クレイ歯磨きの方法(犬・猫)

【準備するもの】

・カオリン(ホワイトクレイ)やグリーンイライトなど
※刺激が少なく、食品グレードのものがおすすめ
・精製水またはハーブウォーター(例:カモミール)
・綿棒や指サック、シリコン製歯ブラシ など

【使い方】

1.クレイを少量の水でゆるめのペースト状にする
2.指先や綿棒で、歯と歯ぐきをやさしくなでるように塗布
3.口の中に残っても問題ないので、すすぎ不要

※猫の場合は嫌がる子も多いので、「少しだけ口の中に塗る」「歯ぐきに触れる程度」など、無理のない範囲で行うのがコツです。

◆ 使用に向いているクレイの種類

カオリン(ホワイトクレイ):口腔内の粘膜にやさしく、敏感な子にも安心
グリーンイライト:汚れの吸着力が高く、歯垢や口臭が気になる子向き(使用頻度に注意)

◆ 注意点とポイント

・最初は“遊びの延長”のように短時間でOK
・香りのあるオイルは入れず、無香・無添加で
・ 毎日でなくても「週に数回」でも十分 必ず様子を見ながら、嫌がるようなら中止してあげてください

動物たちの変化のサインを見逃さないために

〜クレイケアを通して深まる“氣づきの視点”〜

クレイケアの魅力は、単なるケアを超えて「動物たちの小さな変化」に氣づくきっかけになることです。

動物たちは、言葉を使って「しんどいよ」「痛いよ」と伝えることはできません。
だからこそ、日々のふれあいとちょっとした変化に目を向けることがとても大切です。

◆ クレイケアの“観察ポイント”

ケアの前後で以下のようなサインに注目してみてください。

・呼吸の変化:浅かった呼吸が深くゆったりしている
・表情の変化:目の力が戻っていたり、穏やかな顔つきになる
・体の動き:動きが軽やかになった、ジャンプを嫌がらなくなった
毛艶・皮膚:毛がふわっと立ち上がる、皮膚の赤みが引く
・寝方:無防備な姿勢でぐっすり寝ている(安心の証)
・排泄の様子:お腹の張りや便の状態が落ち着いてくる

◆ “いつもとちがう”をキャッチする視点

日々のケアを通じて、飼い主さんの“感覚”も自然と磨かれていきます。
クレイに触れ、動物の体に触れる時間は、自分自身の感覚を研ぎ澄ませる時間でもあります。

・「今日はちょっといつもより触られるのを嫌がるな」
・「なんだか片側ばかり体重をかけて立ってるな」
・「あれ?この場所に熱がこもってる…」

そんな“なんとなく感じた違和感”こそ、大切なサインです。
それを見逃さないことで、早めに不調に氣づき、重症化を防げることもあります。

◆ 動物と一緒に“整う”ケア

実は、クレイケアは動物だけでなくケアをする人の心も整えてくれる時間です。
ゆっくりと呼吸を合わせ、優しく触れているうちに、私たち自身も落ち着いていきます。
そんな「ケアする人の波動が、動物に安心感を伝えていく」という循環が生まれるのも、ナチュラルケアの大きな魅力です。

おわりに…

言葉を持たないからこそ、動物たちは“身体で全てを語っている”ように感じます。
クレイはその語りかけに耳を澄ます、やさしいツールのひとつ。
日々のケアを通じて、彼らの発するサインを感じ取り、より深い信頼関係を育んでいけたら…
それは、きっと私たちにとっても大きな癒しと学びになるはずです。

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