現代では、こんなに医療が発達し、新しい薬も次々と開発されているのに、なぜ病気や不定愁訴に悩む人は減らないのか?
日本には充実した保険制度があり、誰もが平等に医療を受けられる環境が整っています。それでも、不調を抱える人は後を絶ちません。
一方で、海外では「病気になる前の予防」に重点を置く意識が高いのに対し、日本では「いつでも医療が受けられる」という安心感から、病院や薬に頼ることが当たり前になってはいないでしょうか?
その結果、国民医療費は年々膨れ上がり、大きな社会問題となっています。
——では、どうすれば本来の健康を取り戻せるのか? その鍵となるのが「ホメオスタシス(生体恒常性)」と「自然治癒力」だと思うんです。
「人間は誰でも体の中に100人の名医がいる」
これは、古代ギリシャの医聖ヒポクラテスの言葉です。
人間も動物も、本来、傷ついたら自ら治し、寒ければ震えて体温を上げ、熱が出ればウイルスと戦う力を発揮します。
この「自分で自分を治す力」こそが自然治癒力であり、それを支えるのがホメオスタシス(生体恒常性)という仕組みで、100人の名医とはこの仕組みのことを指していると思っています。
この力が働いているとき、私たちの身体はまるで自然に揺れながらバランスを取る振り子のようなもの。体調が崩れても、時間をかけて少しずつ中心へ戻ろうとします。
でも、無理やり症状を薬で押さえ込もうとすると、その振り子は本来の動きを邪魔され、極端なところで止まってしまうことがあります。結果として、本来の回復力が発揮できず、治りが遅くなることもあるのです。
LuLuAngeが自然療法にこだわる理由は、この大切な「振り子の動き」を邪魔せず、本来の力を引き出すことにあります。
そして、このホメオスタシスと自然治癒力について深く理解していくうちに、逆に、人工的なケミカルなものがどれほどこの仕組みを狂わせてしまうのかを知り、それが怖くなったのです。
せっかく身体が持っている素晴らしい機能を、知らず知らずのうちに止めてしまってるかもしれない…。
そう思うようになってから、わたしはできるだけ「本来のチカラを引き出すケア」を大切にするようになりました。
では、このホメオスタシスと自然治癒力とは、いったいどのようなものなのかを見てみましょう。
ホメオスタシス(恒常性)とは?
わたし達の身体は、常に「ちょうどいい状態」を保とうとする力を持っています。
この働きのことをホメオスタシス(恒常性)といいます。
例えば、暑い日には汗をかいて体温を下げ、寒いときには震えて熱を生み出します。
風邪をひけば熱を出してウィルスと戦い、ケガをすれば血を固めて傷をふさぎます。
これらは全て、わたし達が意識しなくても身体が自動的に行っている調整機能です。
このホメオスタシスは、主に以下の3つのシステムによって維持されています。
1.神経系(自律神経):交感神経と副交感神経のバランスを取りながら、体温や心拍数、血圧などを調整しています。
2.内分泌系(ホルモン):ホルモンの分泌によって、エネルギー代謝や成長、ストレスへの対応などを管理しています。
3.免疫系:体内に侵入したウィルスや細菌と戦い、健康を守っています。
この3つがバランス良く働くことで、わたし達の身体は元気でいられるのですが、ストレス・不規則な生活・過剰なクスリの使用・環境の変化などによって、ホメオスタシスのバランスが崩れることがあります。
例えば…
・強いストレスを受け続けると、自律神経のバランスが乱れ胃腸の調子が悪くなったり、不眠になったりします。
・食生活が乱れると、ホルモンの分泌がうまくいかず、肌荒れや慢性的な疲労を感じるようになります。
・風邪のたびに解熱剤を使い続けると、発熱という自然な免疫反応が抑えられ、本来の回復力が弱まってしまいます。
このように、ホメオスタシスはとても繊細なバランスの上に成り立っているのです。
では、ホメオスタシスが乱れた時に、わたし達はどうすればいいのか…?
ここで大切なのが、自然治癒力を最大限に生かすことなんです。
自然治癒力とは?
わたし達の身体には「自ら治ろうとする力」が備わっています。これを自然治癒力といいます。
風邪をひいたとき、薬を飲まなくても数日で回復することがありますよね?
また、すり傷をつくっても放っておけば自然とかさぶたが出来て、やがて元の肌に戻ります。
これは全て、わたし達の身体が持つ自然治癒力によるものです。
自然治癒力とは、ホメオスタシス(生命恒常性)が発揮する回復の力とも言えます。
ホメオスタシスが「身体のバランスを保つ力」なら、自然治癒力は「そのバランスを取り戻す力」です。
自然治癒力が働く仕組み
自然治癒力は、自律神経・ホルモン・免疫の3つのシステムが連携することで機能します。
・自律神経が乱れると、血流が悪くなり細胞の修復や老廃物の排出がスムーズにいかなくなる。
・ホルモンバランスが乱れると、代謝が低下し回復力が落ちる。
・免疫力が低下すると、ウィルスや細菌と戦えず治りが遅くなる。
このように、自然治癒力は私たちの身体を守るために常に働いてますが、現代の生活習慣や環境によって、その力が十分に発揮できないことが増えているんです。
自然治癒力を弱めるもの
以下のような要因は、自然治癒力の働きを妨げると言われています。
・ストレス(精神的・肉体的ストレスの蓄積)
・睡眠不足(修復の時間が足りなくなる)
・食生活の乱れ(添加物や砂糖・小麦・乳製品の過剰摂取)
・運動不足(血流の低下・代謝の低下)
・過剰なクスリの使用(本来自然に治るはずの症状を無理に抑える)
例えば、熱が出たときにすぐ解熱剤を使うと、ウィルスと戦うための体温上昇が妨げられ、結果的に治りが遅くなることがあります。
また、痛み止めを頻繁に使うと「痛み=身体のサイン」に気づけず、根本的な改善が遅れてしまうこともありますね。
このように、自然治癒力は本来わたし達の味方なのに、現代のライフスタイルがその力を奪ってしまうことが多いのです。
自然治癒力をたかめるには…?
では、どうすれば本来の自然治癒力を引き出せるのか気になりますよね。
1.睡眠をしっかりとる:深い眠りは最高の回復時間です。
2.シンプルな食事を意識する:ナチュラルなものを選び、消化に優しい食事が一番身体が喜びます。
3.身体を温める:血流をよくすることで回復力が高まります。
4.適度な運動をする:血流・代謝・自律神経のバランスを整えます。
5.ストレスを解消する:リラックスする時間を意識的につくりましょう。
6.できるだけ自然のちからを活用する:アロマ、ハーブ、クレイは最高の自然療法です。
このように、自然治癒力は「特別なもの」ではなくて、わたし達が本来持っている力なんです。
それを最大限に発揮できる環境を整えてあげることが大切であり、LuLu Angeが伝えたいことでもあります。
LuLu Angeが提供する自然療法がどのように役立つのか
LuLu Angeのお手入れは、身体と心、そして魂のバランスを整えることを目指しています。
それぞれの療法は、自然治癒力を引き出すために無理なく身体の機能をサポートし、心地よく調和をもたらします。
以下では、各療法がどのように役立つのかを詳しく説明しますね。
アロマテラピー
アロマテラピーは、植物から抽出したエッセンシャルオイルを使って心と体を癒す療法です。
エッセンシャルオイルの香りや成分が、脳内のリラックスを促す神経や、自律神経に作用します。
心を穏やかにし、ストレスを軽減する効果があり、身体の自然治癒力を活性化します。 免疫系やホルモンバランスの調整にも役立ち、体が本来持っている回復力を引き出します。 特にストレスや不安からくる症状に対して有効で、精神的なバランスを整えるのに貢献します。
香りを感じることで、脳がリラックスし、ストレスホルモン(コルチゾール)の分泌が抑えられ、ホメオスタシスの調整が促されるため、心身が元気を取り戻す手助けとなります。
ハーブ療法
ハーブは、古くから薬草として親しまれ、自然の力を活かした治療法の一つです。
ハーブには、抗炎症作用や免疫強化作用、消化促進、リラックス効果など、身体に優しく作用する成分が含まれています。 特に、胃腸の不調や眠れない夜に役立つハーブ、また、女性特有の症状やホルモンバランスを整えるハーブなど、個々の体調に合わせて使うことができます。
ハーブ療法は、薬のように急激に作用するのではなく、身体の自然治癒力を優しくサポートするため、体に負担をかけずに整えていきます。
クレイセラピー
クレイ(泥)は、自然の力を活かして身体の浄化をサポートします。
クレイにはミネラルが豊富に含まれており、皮膚を整えるだけでなく、体内の老廃物を吸着し排出する働きがあります。 血流の改善やデトックス効果が期待できるため、体の不調を根本から整えることができます。
クレイセラピーは、体に優しく働きかけ、内側から自然治癒力を高めるため、体の回復力がアップし、ホメオスタシスをサポートします。
瞑想
瞑想は、心を静めて精神的な安定を取り戻す方法でいつでもどこでも、誰でもできる究極な自然療法です。
特にリラックス瞑想や慈悲の瞑想は、深いリラクゼーションを促し、ストレスや不安から解放される手助けをします。 精神的な平和を保つことで、体の自然治癒力を邪魔するネガティブな感情を解放し、ホメオスタシスのバランスが保たれやすくなります。
瞑想は心と体のつながりを深め、内面の調和を取り戻すことで、体の自己治癒能力を引き出します。
氣エネルギーのヒーリング
氣エネルギーのヒーリングは、目に見えないエネルギーを使って身体や心を癒す技法です。
エネルギーの流れを整えることにより、体の自然治癒力が活性化され、ストレスや緊張を解放します。 感情や体の滞りを取り除くことで、心身のバランスが回復し、体の機能が正常に戻ります。
氣エネルギーを用いたヒーリングは、気の流れを整え、ホメオスタシスを助ける働きがあります。身体と心、魂が調和することで、本来持っている治癒力を最大限に引き出します。
LuLuが提供する自然療法は、すべてが自然治癒力をサポートするために設計されています。これらは薬に頼ることなく、体が本来持っている回復力を最大限に引き出すための手助けとなり、身体の調和を取り戻すことを目指しています。自然の力を活かしながら、私たちのホメオスタシスと自然治癒力を最適にサポートし、心と体の健康を取り戻していくのです。
気づけば20年、クスリに頼らずにいられた理由
LuLuが大切にしてきたのは、「がんばる」セルフケアではなく、心と体が気持ちよく、自然と続けたくなるような心地よいケアでした。
不快な症状が出たときや、気分を切り替えたいときには、
アロマの香りがそっと寄り添い、すぐにでも心身を整えてくれる頼れる存在に。
日常的に飲んでいたハーブティーも、ただ「美味しいから」と選んでいたのに、
いつの間にか体のバランスを整え、不調が出る前の予防になっていました。
クレイは、パックをすれば肌が整い、お風呂に入れれば疲れがふわっと抜けて、
ケガのときにも役立ってくれる。そんな風に、“気持ちいいから”という理由で使い続けてきたことが、結果として体にとって最高のサポートになっていたのです。
このアロマ、ハーブ、クレイの3つの自然療法は、
まさに東洋医学でいう「気・血・水」のバランスを整える柱。
そこに瞑想や氣のヒーリングが加わることで、心と体、魂にいたるまで、滞りなくエネルギーが巡る循環ができあがっていきました。
でも、LuLuは決して「薬否定派」ではありません。
必要なときには医療の力を借りることも大切。
ただ、本来備わっているホメオスタシスと自然治癒力を、日常の中で丁寧に整えるケアを続けてきたら、気がつけば20年以上、薬も病院も必要とせず、元気に過ごせていたというだけのことなのです。
そして、もう一つ欠かせないのが「食」。
どんなにケアをしても、体と心は日々の食べ物からできているからこそ、
体が本当に喜ぶ素材を選ぶことが、何よりも大切だと感じています。
だからLuLuが伝えたいのは、
「がんばる健康」ではなく、
“気持ちいい”と感じるケアを、楽しみながら日常に取り入れること。
それが結果的に、病気にならない身体づくり=本当の予防につながっていくのだと思っています。
”治る力”は、いつもあなたの中にある。
そのことをどうか思い出してほしいのです。
誰もが自分の中に持つ”癒しの力”をこれからも丁寧に育てていけますように。
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