誰もが何かしら感じている日々の暮らしでの、ちょっとした心身の悩み。
慢性的な肩こりだったり
眠りたいのに眠れないという不眠症状…
夕方になるとパンパンになる足のむくみやストレスなど
ラベンダーの精油があれば解決することもできる……かもしれません。
わたし自身、ちょっとした不調のときに使う精油は何種類か決まってるのですけど…
ラベンダーは必ず切らさずに手元に置いているレスキューアロマのひとつです。
精油化学から読み解くラベンダーのスゴさはこんなところ

ラベンダーの精油といってもさまざまな種類があります。
その中でも1番手に入りやすいのが、一般に『イングリッシュラベンダー』と呼ばれるもの。
明治時代に日本に伝えられたラベンダーもこの品種です。
精油の成分は育った土地の環境や、生育の過程、採取された季節、天候などで異なりますが
この品種のラベンダーの精油の主成分は含有量約20~55%のリナリルアセテートと約20~45%のリナロールです。
リナリルアセテートとは「リナロール」と「酢酸」が結合して、リナリルアセテートになります。
カタカナばかりでなんのこっちゃ!?
と思われるかもしれませんが…精油化学から見ると、この精油がどんな効能があって私たちにどんな恩恵をもたらしてくれるのかを読み解くことが出来るんです。
これは、心身のアンバランスを正常な状態に戻す作用や、抗痙攣作用を示す代表的な成分なんです。
ラベンダーにリラックス作用があると言われるのは、このリナリルアセテートという成分を20~55%も含有してるからなんですね!
また、安全性が高く初心者向けと言われているのは、これが皮膚を痛めるような毒性を持たない成分であるためなんです。
一方、リナロールという成分は殺菌作用、抗ウイルス作用、抗真菌作用などがあります。
なので…
ラベンダーを洗濯機の中に1〜2滴垂らすと「香りを楽しめる」と同時に『除菌効果』も得られて…
掃除機のゴミパックに1〜2滴垂らすと埃やダニの死骸などの不快な臭いが取り除かれるんです。
さらに…
アイロンをかけるときにスチームスプレーの中に1〜2滴垂らすと、衣類を清潔に保ってくれます。
リナロールも、リナリルアセテート同様皮膚に対する毒性はありません。
ラベンダーにはこの成分が多く含まれているので誰でも気軽に安心して使っていただける理由です。
そして…
ココロにもカラダにも幅広く作用する【万能な精油】と言われる最大のゆえんなのです
レスキューアロマとして常備しておきたいラベンダー

ラベンダーをどんな時に活用したら良いのか…?
あらゆる悩みにマルチに対応できる精油として愛されているラベンダーは
カラダの痛み、落ち着きのなさ、イライラを感じている日にぜひ香りを嗅いでみてください。
ココロを鎮めて緊張を和らげる効果がありますよ。
植物油に希釈してスキンケアに利用することもできます。ニキビや痒み、日焼け後のお手入れなどに効果的な鎮静作用や抗菌作用、抗炎症作用などがあります。
ラベンダーの優しい青色は、私たちに静かな安らぎを与えてくれます。その香りも同様に副交感神経を活性化し自律神経のバランスを整え、ココロ・カラダ・感情・精神全てのバランスを取ってくれますよ。
緊張時に使うと良い『レスキューアロマ』のひとつで、少量なら原液塗布も可能な精油です!
ココロを落ち着かせたい時に…
ラベンダーの香りは副交感神経を活性化して、自律神経のバランスを整え心身症的な症状を緩和してくれます。
ラベンダーに、ベルガモットやネロリとブレンドするとパニックやヒステリーなどの『ココロの緊急時』にとても役立ちますよ。
ラベンダーの語源は《洗う》という意味のラテン語Lavareという説がありますが、その名の通り「ココロの痛み」や「鬱積した感情」を洗い流して自分らしさを取り戻す助けになってくれます。
脳内のセロトニンの分泌を促すと言われますから、ラベンダーの香りを嗅ぐとイライラを忘れて幸福感を取り戻してくれるのでしょうね。
カラダのお悩みにも欠かせないラベンダー
頭痛、筋肉のこり、胃痛、月経痛などあらゆる痛みの時にもラベンダーが活躍します。
わたしもよくお世話になってますが、打撲直後も患部に塗布しておくと良いですよ。
筋肉の弛緩と鎮痛には…
マジョラムやローズマリー(カンファー・シナオール)、ペパーミントとブレンドして使うとより効果的です。
植物オイルで希釈してマッサージオイルにしたり、スプレー容器に希釈して患部に噴霧したり、バームタイプにしても使いやすいかもしれませんね。
わたしの場合ですが、頭痛の時にラベンダーとペパーミントをブレンドしたものをロールオンボトルに入れて、こめかみに塗布して緩和してました。
痙攣性の痛みの場合は、抗ストレス作用のある精油や、プチグレンと一緒に使ってみてください。
相乗効果が期待できますよ。
アロマテラピーの起源になったラベンダー ~お肌のお悩みに
ラベンダーといえば外せない人物、フランスの化学者「ルネ・モーリス・ガットフォセ」。
1910年7月実験中に手にひどいヤケドを負ってしまいラベンダー油を塗布してみたら、痛みを緩和し火傷の痕を治す早さに驚かされたというエピソードがあります。
この経験から後に執筆した著書「Aromatherapie」の中で「アロマテラピー」という言葉を使ったことがアロマの起源となったとされているのですが、このエピソードの通り、火傷の応急処置に使うと痛みがおさまり、跡にも残りにくいです。
料理をしていて油がはねて火傷した時に、すぐにラベンダーを患部に塗布するとジンジンとうずくような痛みが魔法のように引いて、痕も残らず完治したという経験をわたしも何度もしています。
消毒を必要とするようなニキビや傷、水虫、水疱瘡などにはティーツリーとブレンドすると傷の治りが早くなります。
直接さわれないような傷には、精製水で希釈してスプレーにして使ってみてくださいね。
ラベンダーは敏感肌を含む全ての肌質の方に使用していただけますし、お子様やお年寄りにもお使いいただけます。
化粧水を作るとき、数種類の精油をブレンドしてますがラベンダーは必ず入れてます。
色んなシーンで活躍する万能な精油
他の精油は必ず希釈して使用するのが原則ですが、ラベンダーとティーツリーは少量なら原液塗布も可能です。
わたしは、年に一度は派手に包丁で指を切るのですけど、すぐにレモンの精油で止血してから、ラベンダーを原液塗布すると皮膚の再生が早くて助けられてます。
先ほども記載した通り火傷の時も、流水で冷やすよりもラベンダー塗布した方がヒリヒリもすぐに治りますし痕にも残らないので必需品となってます。
また、アロマバスとして天然塩とラベンダーをバスタブに入れて入浴したり…
植物オイルでラベンダーを希釈して、セルフケアのトリートメントオイルにしたり…
スキンケアのアイテムを作るときにも化粧水やクリームの中にチョイスする事が多いですね。
ラベンダーは、抽出部が『花』『柑橘系』『ハーブ系』『シソ科』の精油と相性が良いので、ブレンドにラベンダーを1〜2滴加えると、ほかの精油との相乗効果が期待出来ますし、全体の香りがまとまりやすくなります。
人工的に作られた合成香料のラベンダーとは違い、天然の精油のラベンダーは心身の不調の緩和にとても役立ちます。
わたし自身、幼いころ嗅いでいたラベンダーが当時は合成香料なのか天然の香りなのかの区別もできていませんでしたが、とても苦手で一番嫌いな香りだったんです。
アロマテラピーを学んだ時に、品質の良い天然のラベンダーの精油の香りを初めて嗅いで衝撃を受けました。そして今では必ず常備しておくほど、一番活躍している香りです。
これからアロマを試してみたい…
という方にはまず100%天然のラベンダーを手に取ってほしいなと思います。
せひ、ご自身で体感してみてくださいね。